![]() 牛山佳幸著:平成14年発行…定価2,500円 いみじくもはじめに「本書の目的はややヘソ曲がりとの批判を受けるかもしれないが、 地域社会に忘れ去られたように鎮座する小社を対象に、その成立事情や存在形態、 さらに変遷過程などを歴史的に解明しようと試みたところにある」とあるように 誰も知らないような偏った内容のオンパレード。中に出てくる「ウナネ及びウナネ社について」 というタイトルを見てブッ飛んでしまった。実質的に読んだのは5ページくらいのものか。トホホ… ![]() 飯沼賢司著:平成16年発行…定価1,500円 内容的にはむつかしい本であった。「749年、西国の果て九州宇佐の地から 八幡神が入京してきた。この神は突然歴史の舞台に出現してきた新しい神であり、 まっ先に日本の神と仏を結ぶ神として神々の上に君臨するようになった。 この神は恐ろしい人を殺す軍神の顔から慈悲に溢れた里の鎮守まであらゆる顔を持つ 不思議な神である。現在日本には小さなものまで含めると4万社以上の八幡宮があるが、 この神はもっとも身近な神であると同時に最も民衆から遠い国家神でもあった。」 というのがこの本の内容。神仏習合という言葉の意味は知っていても、 その内容となるとやっぱりどうしたものかチンプンカンプンだった。 ![]() 上杉千郷著:平成14年発行…定価5,000円 著者は神職育成学校の皇學館の理事長で岐阜県下呂町に狛犬博物館を設立した人。 「狛犬とは何か。どこから、いつ頃来たのか。意外にわかっていない。 私はこの狛犬に興味を持ち、調べる内にすっかり虜になり、狛犬学と呼ぶには おこがましいが、一応体系づけてその成果の一部を以前、神社新報紙上に3年間連載した。」 とはじめに書いてあるように、全国にあるありとあらゆる狛犬を対象にして書いてあるのだが 余りに膨大なジャンルを網羅しているので、ここぞといった熱い思いが 私には伝わってこない気がした。読み終わって何故か疲れてしまった本だ。 ![]() 旅の文化研究所編:平成14年発行…定価2,000円 だんだん分不相応な本に手を出したんじゃないかと反省している。言い訳ではないが 私が読みたいなと思う郷土にまつわるような本は何故かことごとく貸出不可。 在庫にはあるのに借りてこれないという消化不良な状態が続いていて、 借りてこれる本の中からついこのような本を借りてきて、いざ事務所で読もうとすると チンプンカンプン全く意味不明な立場に追い込まれている。 この本も「何故こんな内容の本をワザワザ出そうと思う人がいるんだ」という タダタダ呆れてしまう本。何時ものように内容を抜粋して「コレコレコレコレ」と 蘊蓄を披露する気も起きない。ページを見開いてものの10分、私としては 「もう、返していいな」と安堵ともつかない妙な納得をしていた。
by tomhana190
| 2010-03-13 09:10
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人生の御負け
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